婚活で収入にこだわると、結婚相手を見つけることは難しいのか

婚活における収入の重要性は、婚活の経験者であれば誰でも理解しているはずです。

とはいえ、収入だけにこだわり過ぎると、本来であればうまくいくはずの婚活が、うまくいかなくなるケースも少なくありません。

では、婚活を成功させるため、相手に望む収入にはどのようなスタンスで活動すればよいのでしょう。

今回は、婚活で収入にこだわると、結婚相手を見つけることは難しいのか、について考えてみます。

あなたが望む年収の相手が、果たしてあなたを選んでくれるのか

どれだけ、あなたが婚活で収入にこだわっていたとしても、あなたの希望する年収を満たすお相手が、あなたのことを気に入ってくれるとは限りません。

つまり、あなたが結婚相手の年収を求めれば求めるほど、あなたはその年収に見合うものを婚活のお相手に与えることができなければならないのです。

一般的に、ほとんどの人が結婚相手として相応しいと感じるのは、自分と生活スタイルや価値観が似ていると感じる人です。

つまり、お互いのバランスや釣り合いがとれていなければ、婚活を成功させるのは非常に難しいのです。

たとえば、あなたが結婚相手として年収800万の人を希望したとしましょう。

年収800万の人を結婚相手として希望するのはあなたの自由ですが、年収800万の人があなたを結婚相手として見た場合、魅力的に感じる要素を、はたしてあなたは持ち合わせているでしょうか。

また、年収800万の人には年収800万に見合うだけの価値観や生活スタイルがあり、もしかしたら、その価値観や生活スタイルはあなたにとって違和感を感じるものかもしれません。

つまり、大きく年収の異なる相手を結婚相手として選ぶということは、これまでのあなたの価値観や生活スタイルを否定することにつながる可能性も十分に考えられるのです。

結婚生活を楽しいものにするためには、お互いの価値観や生活スタイルを妥協しながら、譲り合い歩み寄れるかが非常に重要です。

婚活で年収にこだわりたいのであれば、まず自分の立場を客観的に評価し、自分磨きを怠らない努力を継続することが必要でしょう。

婚活で収入にこだわりたいのであれば、結婚相手に望む年収以外の条件については、ある程度妥協する必要があるかもしれません。

なぜならば、一般的に「不足のない人」と呼ばれるような人は、婚活市場にはほとんど存在しないからです。

高収入で知識もあり、人物的に問題がない人であれば、30歳くらいにはすでにお相手のあるケースが多いのは当然のことです。

つまり、高収入にもかかわらず婚活していたり結婚していないということは、何かしら大きく欠けている部分があったり、いろいろと問題のある可能性が非常に高いのです。

そして、問題というのは本人に限ったことではありません。

つまり、家族や親族に問題があったり、連れ子や離婚歴があったり、場合によっては親の介護が必要だったりするケースも十分に考えられるのです。

どんな人でも、完璧な人いません。

そして、相性や性格など収入以外の条件も考えたいのであれば、婚活を成功させるために必要なのは、年収へのこだわりではなく結婚相手に対するバランス感覚なのです。

年収だけに過剰に執着し婚活を続けることは、わざわざ極端な人を結婚相手として選ぶことであり、経済的には不自由を感じることはなくても、日常生活において常にストレスを感じ続ける可能性があることも覚えておきましょう。