「結婚したいな」と思える相手を見極める方法
お付き合いする異性の中で「結婚したいな」と思える相手は、ほんの一握りです。
なぜならば、恋人としてお付き合いすることと結婚することとは、意味がまったく異なるからです。
では、結婚したいと思える相手を見極める上で、どのようなことに注意すればよいのでしょう。
今回は、「結婚したいな」と思える相手を見極める方法について、考えてみたいと思います。
本当に結婚したいと思える相手の存在とは
心の距離と身体の距離は、比例するといわれています。
つまり、あなたと気持ちが通じ合っている親密な相手であればあるほど、できるだけ近くにいたいと思うものなのです。
人が誰でも自分の身体の周囲に他人に入り込んで欲しくない空間を持っています。
他人に入り込んで欲しくない空間のことをパーソナルスペースといいますが、パーソナルスペースの大きさは隣り合わせになる人との関係や親密度によって大きく異なり、親しい関係ほどその範囲は狭くなるといわれています。
たとえば、電車の中など、相手のことをまったく知らないような関係ではパーソナルスペースは最も広く、逆に恋人や夫婦などの関係ではパーソナルスペースが最も狭く、その中間に位置するのが職場などの顔見知りのような関係となります。
また、パーソナルスペースは縄張りのようなものと考えることもできます。
つまり、親しくない人があなたのパーソナルスペースに入って来た場合、あなたは縄張りを侵されたと感じ不愉快になってしまうのです。
このため、結婚したいなと思う相手は、お互いにどれだけ近くにいても、縄張りを侵されたと感じたり、不愉快な気分になることが非常に重要だと考えられます。
なぜならば、どれだけ相手のことが大好きだったとしても、自分のパーソナルスペースを侵されることに違和感を感じるようであれば、恋人としてはふさわしいかもしれませんが結婚相手としての関係性は不十分な可能性が高いからです。
また、パーソナルスペースを侵されて不快に感じる可能性は、あなただけでなく相手にも同じようにあります。
つまり、あなたが相手のパーソナルスペースに侵入することにより、もしかしたら、相手が不愉快な気分になっているかもしれないのです。
恋愛は相手と一緒にいることが刺激的ですが、刺激を求めるばかりでは結婚生活は長続きしません。
つまり、恋愛相手としてふさわしい相手と結婚相手としてふさわしい相手は異なるケースもあるのです。
意識的にも無意識的にも、お互いにそばにいることが快適であり負担にならない相手が、あなたの心が求めている「結婚したいな」と思える相手だといえるでしょう。
結婚したいということは、家族になりたいということ
結婚とは、自分のためだけにするものではありません。
つまり、相手のことを愛しいと思い、大切にしたり守りたいと思えるからこそ、これからの人生を共に歩んでいく覚悟をすることができるのです。
このため、「結婚したいな」と思える相手としてふさわしいのは、自分が犠牲になったとしても大事にしたいと思えることが重要な条件のひとつです。
つまり、見返りを望まない関係を築けることが、結婚相手としては非常に大切なのです。
結婚して子供が産まれれば、親は子供に対して見返りなど求めず無償の愛をたくさん注ぎ込みます。
なぜならば、子供が元気に成長してくれることが、親にとってなによりうれしいことだからです。
結婚するということは、家族になるということです。
そして、家族になるということは無償の愛によって深い絆で結ばれるということです。
「結婚したいな」と思える相手を見極めるためには、二人の関係が損得勘定や依存関係によって成り立っていないかについて、見つめ直してみるのも有効な手段といえるでしょう。